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2018/09/10 18:00


[ Photo by Hiroki ITO / Mizukama Photo Library (CC License) ]
イリオモテヤマネコ
1965年に西表島で発見されたベンガルヤマネコの亜種。日本のヤマネコといえばイリオモテヤマネコでしょう♪
3.5〜5キロほどの猫でイエネコに似てます!夜行性で基本的には陸で生活しますが、狩りのために水に入ることもあるそうです!イエネコは水を嫌う子が多いですが、ヤマネコやトラなどは必要であれば水に入る子がいます。
野生では2〜9年生きると言われていますが、西表野生生物保護センターで保護されたよん君は15年1ヶ月生き、最高齢とされています!

・環境破壊
・交通事故

が主な原因です。
1972年に天然記念物、1977年に特別天然記念物、1994年に国内希少野生動植物種に指定されました。
IUCNレッドリスト:CR絶滅危惧1A類(環境省レッドリスト:同様)


https://www.arkive.org/stoat/mustela-erminea/image-A14222.html

エゾオコジョ
別名エゾイタチとも呼ばれる小動物です。顎から腹部にかけて通年白く、尻尾の先は通年黒く、その他は夏は茶色で冬は真っ白に生え変わります。もともとは北海道に幅広く分布していましたが、現在は山岳部にしか生息していません。
IUCN:NT準絶滅危惧種(環境省レッドリスト:同様)


エゾシマリス
ペットとしても大人気のシマリスはこのエゾシマリスではなく、外来種のチョウセンシマリスです。エゾシマリスは北海道のみに生息する野生の固有種で、背中の黒い5本線が特徴です。冬は餌を巣に貯蓄して冬眠しますが、十分な栄養と脂肪分を体に貯蓄できないので、ちょこちょこ目覚めては食事をとるんです!
近年は野生化してしまったチョウセンシマリスとの交雑が心配されています…。
IUCN:LC軽度懸念(環境省レッドリスト:データ不足)


これだけ小さい国でもいろんな種類の絶滅危惧種・野生動植物がいるということは、とても多様で豊かな環境があるということ。
本当に貴重なことなので、せっかくの環境や生物多様性を守っていけたらいいですね!
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