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2018/09/07 18:00

日本は小さな島国ですがたくさんの野生生物が生息し、悲しいことに絶滅危惧種もたくさんいます…!
このトートには特に馴染みのある日本の絶滅動物たちが勢揃いしています。

オオワシ
世界で一番重いワシと言われ、大きさは日本一!
北海道といえばオオワシの他にオジロワシもいますが、オジロワシの方が小さく明るい茶色の羽に覆われています。両者ともに尾羽が白いので似ていますよね〜。
主にロシア東部で夏に繁殖し、日本・朝鮮半島・中国北東部で越冬します。野生だと平均寿命は20〜25年ですが、飼育下はその倍ほど!2015年に上野動物園で死んでしまった子は推定42歳だったそうです。
1970年に天然記念物、1993年に国内希少野生動植物種に指定。

・矢羽に利用するための狩り
・害鳥としての駆除(日本以外)
・環境破壊
・鉛中毒
などが原因です。
IUCNレッドリスト:VU絶滅危急種(環境省レッドリスト:同様)

コウノトリ
サギのような縦長の大きな鳥で、目の周りの赤い皮膚や赤い足がとても特徴的です。
オオワシ同様に日本・ロシア・中国・朝鮮半島に生息するコウノトリですが、実は日本においてすでに野生の個体は絶滅しています。世界では約2000羽が生息していると推測されています。
2005年に本格的にコウノトリ保護活動が兵庫県で始まり、2007年に40年ぶりに飼育下のペアが繁殖に成功しました!再導入もはじめており、日本にコウノトリがちゃんと戻って来る日が近いかもしれません(^^)

・農薬による水質汚染
・インフラによる環境破壊
・獲物の減少
・伐採
などが主な原因です。
兵庫県立コウノトリの郷公園→http://www.stork.u-hyogo.ac.jp
IUCNレッドリスト:EN絶滅危惧1B類(環境省レッドリスト:CR 絶滅危惧1A類)

シマフクロウ
世界で一番大きいフクロウで北海道とロシアに生息します。アイヌ民族にとってとても貴重な鳥で、コタンコロカムイ(集落を護る神)として大切にされてきました。一方ロシアの一部部族では食用として盛んに狩猟されていたとか。
1980年代から保護活動が進んでおり繁殖にも成功していますが、破壊によって生息地が減少しているため中々繁栄しないのが問題のようです。

・水質汚染
・インフラによる環境破壊
・獲物の減少
・伐採
などが主な原因です。
1971年に天然記念物、1993年に国内希少野生動植物種に指定されています。
IUCNレッドリスト:EN絶滅危惧1B類(環境省レッドリスト:CR 絶滅危惧1A類)

ツキノワグマ
日本・朝鮮半島・中国の他にも中東・中央アジアや東南アジアにも幅広く生息するクマ。
日本では2012年に九州での個体群が絶滅確定してしまったので、現在は本州と四国のみに生息します。野生動物豊かな北海道にも生息してそうなイメージですが、北海道にはヒグマしかいないんですよ〜!
知っている人がほとんとかと思いますが、名前の通り胸元の三日月みたいな模様が特徴です。クマの胆嚢は生薬として重宝されており、違法なクマ牧場が中国や韓国に多数存在していました。

・伐採
・スキー場建設などによる環境破壊
・生薬や食用のための乱獲
・その他害獣に向けた罠にかかる
などが主な原因です。
IUCNレッドリスト:VU絶滅危急種

次に続く…
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